既存の生徒さんにも喜んでもらえて、集客にもつながるイベントの組み立て方のお話です。どのタイミングでイベント開催をする、告知はいつから、どんな流れレッスンを行うなど、教室にも大きく負担がかからない組み立てが必要です。
目次
喜ばれるイベントとは?
「今週末のイベント」休みに特に予定がない時や、友人と遊ぶ約束だけど行き先が決まらない時など、軽くチェックしませんか?「イベント」は、気になる存在です。
年間通してイベント事はたくさんあります。お正月から始まり、成人式、バレンタイン、ホワイトデー、卒業、入学、運動会、花火、ハロウィン、クリスマスetc…
私は、例えばクリスマスのような 国民的イベントを使い集客していました。
パン教室を「どういうカリキュラムで運営していくか」それぞれ違いますが、私は生徒さんが作りたいパンは、何度でも受けに来て下さいという運営スタイルでした。
個人教室ですが教室のカリキュラムが修了した生徒さんに、手作りの修了証を渡しました。
1度作ったからといって、終わりではありません。何度も自分の好みのパンを作りに来れるこれも教室の「売り」でした。
その中で、専門ではないけど「ケーキ」と、カリキュラムに入っっていない「パン」を組み合わせ、両方持ち帰れる、「イベント」期間を取り入れました。
クリスマスの時期では、シュトレーン(パンの名前)と、いちごデコレーションケーキ、違う年ではクグロフ(パンお名前)とモンブランのデコレーションケーキというように、手作りでパンもケーキも用意でき、持ち帰れば家族に喜ばれる、そんなイベントでした。
修了証を受け取った生徒さんも、イベントごとに足を運んでくれました。
ケーキをレッスンに組み込むことは、とても大変です。開催時間を変えずに時間配分を考えて、金額を決めて、MAXの人数を考えて、道具や材料まで全てです。
目新しいケーキ&パンのイベントは 、生徒さんに好評でした。
イベントの進め方
既存の生徒さん向けのイベントです。
例えばバレンタインのチョコレートケーキと、具材をサンドできるようなバンズをイベントメニューで考えたとします。
私は、「パンの一次発酵中に、ケーキの材料を混ぜて焼く」「2次発酵中にケーキのデコレーションの準備をする」というように、何度も、何度も、手順、ノートを取る時間、仕上げ、片付けの流れを確認しました。もちろん味もです。
決まった時間で2つを同時進行で作ることは大変です。
イベント告知のタイミング
新規の生徒さんが、いきなりイベント参加は、生徒さん自身も大変です。
教室は、いつもは使わない材料を仕入れなくてはいけません。おおよその参加人数の把握をする必要があります。
では、どうやって新しいお客様を、取り込むのか?
簡単な手作りのイベント告知のチラシを作りました。
そこには次のイベント告知と、生徒さんの友人が次のイベントに参加できる方法としての体験会のご案内を書きました。
私は、クリスマスのあと、バレンタインのイベントを組んでいましたので、クリスマスイベントに参加してくれた生徒さんから、そのチラシを配りました。
バレンタインのあとは、そんなに余裕がありませんが、ひな祭りやホワイトデーでもいいですね。
1年を通して、イベントを行う時期を決めて集客します。クリスマスイベントなら10月から告知、GWに行うなら3月に告知というような流れです。
2ヶ月かけて、「新規のお客様の呼び込みと体験会⇛ご入会⇛1回目のレッスン終了⇛イベントレッスンの予約⇛イベント参加」という流れが理想です。
生徒に喜ばれるイベントを新規につなげるために。
生徒さんはイベントメニューを作ることが、いつものレッスンより忙しいことを知っています。2つ持ち帰れる嬉しさも知っています。
しばらく通ってくれている生徒さんは、「先生が、常に新しい生徒募集をしていることをしっています。」
「お友達紹介して」を、言いすぎては駄目ですが、一人でも多く生徒は欲しいです。
自分のことに置き換えてみて下さい。
営業をかけられ続けると、行きたくなくなりませんか?
生徒さんにだって、友人を誘いやすい材料は必要です。
12月終わりにイベント告知をして、1月に新規の体験会に参加して入会してくれた新しい生徒さんに、1回目の授業でイベント告知をする流れをつくりました。
初めてパン生地を触る新規の生徒さんが、いきなりイベント参加では、目が回るほど忙しく、パン作りもケーキ作りも大変とだけ植え付けることになりかねません。
ある程度、パン作りの流れと、手作りパンの美味しさを実感してもらってイベントに参加してみようという気持ちになってもらうのです。
まとめ
イベントをやるのは、大変です。
いつものレッスンで使わない材料を仕入れて、試作を何度も繰り返し、チラシを作って集客をします。
教室も進歩がないと、生徒さんは飽きてしまいます。講師の成長もありません。
ケーキでなくてもいいと思います。
クリスマスには「パン&リース作り」だったり、バレンタインには「チョコレート菓子&ラッピング」などでも、講師が無理なくレッスンを回せて、生徒さんのことを考えてイベントを組むことができたら、最高だと思いませんか!
あなたの教室が好きだから通い続けてくれる生徒さんに、ワクワクをプレゼントでき、新規の生徒さんを獲得する手段として、 イベントを上手に使ってみてはいかがでしょう。
ご購読ありがとうございました。