「パン教室をやろう!」と決めたは良いけど、同時に不安も押し寄せます。一番の不安は「生徒は集まるの?」です。口コミ営業の重要さのお話です。
目次
集客が一番大事!誰に開店を伝えるのか?
パン教室を開業するにあたって、「生徒が集まるのか?!」これが最大の課題です。
私は、パン教室をやろうと決めた時、仲の良い友人3人と、自宅でパン教室を始めることを家族に言いました。
チラシを最初に配ったのは、たったそれだけで、その時はまだ「知り合い」には声をかける勇気がありませんでした。
まだ自分の書いたレシピで、営業した実績がないので、自身が持てませんでした。
「パン教室を開きたいあなた」は、開店することを何人に声掛けできますか?
すぐに入会を見込める友人、気に留めてくれる知り合い、興味を示さないだろう人の身極めも重要です。
あなたのことを理解してくれ、応援してくれる友人に「パン教室をOPENさせること」を伝えましよう。
その教室は「口コミで営業する」ことを伝えることが重要です。
口コミ営業を理解してもらわないと、通ってはくれるけれど生徒が増えません。
あなたを理解してくれ、応援してくれる友人だからこそ、「教室を友達に紹介してほしい」「友人をパン体験に誘って欲しい」と、しっかり伝えましょう。
パン教室オリジナル商品レシピの着地点は?
「手作りパン」が「美味しいパン」でなくては、話になりません。
パン作りのレシピは自分で書きました。
何度も作り直して、配合を変えて、出来栄えの最高を突き詰めるではなく、「美味しい!」をゴールにしました。
あなたのお教室は、どんなレシピでレッスンしますか?
例えば材料にこだわり、器具にこだわり採算度外視のレシピを書くなら、最高級パンのレシピも書けるでしょう。
自分の描いている教室で、使う材料はどんなもので、器具は家庭にあるもので、通ってくれるであろう生徒さんの求めているパン、ここが重要です。
そして何より「美味しい!」レシピです。
パン教室ですから、パンレシピの種類が必要です。そのレシピは、自分の好みだけでは、駄目です。
簡単に作れるパンから少し高度な作業がいるパン、また甘いパン、素朴なパン、食事用のパン、限りなく種類があります。
人の味覚は違います。
体調や季節によっても変わります。
年齢も関係するかもしれません。
若い頃は、クドいくらい甘いパンが大好きだったけれど、年令を重ね素朴なパンが好きになったという人は多いです。
どこを、美味しい!ゴールにするか?
そこがオリジナル商品、パン教室の一番の売りです。
何度も試作を繰り返し、焼きたてを食べ、冷めてからの味を確認して、1日室温で置いたらどうなるか?冷凍したらどうか?思いつく限りのことをしましょう。
あらゆることを確認したなら、自信を持って教えられるレシピの完成です。
ビラを作成して配る ひと目でわかる工夫
私は、完成したレシピの「手作りパン」を持って3人の友人に声をかけ、自分で作ったチラシと、手作りパンを持ってご近所に挨拶に行きました。
その頃の私は、その程度しか宣伝できませんでした。
教室のチラシには、自分で作ったパンの写真を撮り、印刷して、「どんなパンが習えるのか」を、ひと目でわかるように、数十種類のパンを載せました。
並べ方も工夫して色が被らないようにクロワッサンの横にはメロンパン、食パンはスライスしてなど、簡単にできそうなパンから高度なパンまで、子供が喜ぶ動物パンなどもチラシ全面に写真で教室をアピールしました。
気になる金額、時間、お問い合わせ先を載せました。
チラシは、あなたが作ったパンとあなたの教室を、アピールする1つの手段です。
教室案内チラシを知り合いのお店に置いてもらい、お問い合わせをいただき、入会につながることもありました。
0からのスタートです。
まずはあなたの周りに、教室を宣伝する手段として、教室をめいっぱい紹介できるようなチラシを作りましょう。
SNSを活用して口コミの紹介をもらう
今ならフェイスブックや、インターネットを上手に使うこともできますね。
FBに、開店のお知らせを載せたのなら、友人に紹介をしてもらえるでしょう。
自宅教室を、パンを並べて撮影してアップしましょう。
初めはパンが並んでいただけの教室の写真が、生徒さんが増えていくごとに写真をアップしていくことで、賑わいを見せ、さらなる口コミに繋がります。
ホームページを作って世の中に知ってもらう
お店じゃなく自宅でやること、どこか有名店のレシピではなくオリジナルレシピ。
自信を持って開店にこぎつけたなら、宣伝しましょう。
自宅だからキャパが狭いからなんて、心配するかもしれません。
ご自分でネットを使うリスクも考えて、生徒さんだけのHPでも良いでしょう。
予約や、レッスンメニューの確認に活躍します。
外向きに宣伝するなら、しっかり予約枠や人数が決まっていること、基本的には「口コミ」で教室開催していることなど、HPに載せます。
自宅に「口コミでないお客様」を迎えることに抵抗があるのならば、何度かメールでやり取りをしてから、お客様を迎えることもできるでしょう。
自宅なので、何でもウェルカムとはいきません。
一人の入会が大きな集客につながる
0からスタートした教室は、レッスンをこなすことも、体験会をスムーズに行うことも、なれていません。
開店当初から、大人数の生徒の対応はできません。
口コミ営業は、一人のお客様に対して丁寧な対応ができてこそ、次に繋がります。
私の教室では、開店前にチラシを渡した3人の友人が、入会説明を聞き入会してくれました。友人からも入会金やレッスン料をいただくのです。
丁寧に教室の説明をします。「口コミで営業している」ことを理解してもらい、すぐに新規のお客様をご紹介いただきました。
入会したての生徒さんは、その作ったパンの感動が忘れられず、習ったパンを自宅で何度も作り、ご近所や友人に配り歩いて、次から次へと声をかけてくれました。
それは止まることなく、続いていきます。
0人から1人になる重要性をしっかり頭に入れて、あなたのことを応援してくれる一人に対し、精一杯のパン作りの良さと伝えましょう。
信頼できる友人が応援してくれたなら、百人力です!!
まとめ
新しく紹介で来てくれたお客様が、「この教室がいい!」と、気に入ってくれるかは、何年営業しても心配です。
丁寧な授業を心がけ、生徒さんにとって有意義な時間与え、美味しいパンを持ち帰ってもらえることで、生徒さんが日に日に、増えていきました。
お客様を口コミで集客するのは大変です。
大手の教室のように、チラシを出して多くの人が体験に行くのとはわけが違います。
しかし「口コミ」というのは、あなたを気にいって通ってくれる生徒さんが、 入会案内チラシ を持って、「ここなら紹介したい。」とか、「楽しいから一緒に行こう。」と、あなたと新たなお客様を結びつけてくれます。
自宅にあがってレッスンを受けてもらうのですから、「口コミ」にこだわることは、経営者にとってとても重要なことです。
講師を慕って友人を紹介してくれる生徒さんが、連れてこられては困るような人を紹介することはほぼありません。
技術を伝え笑顔をもらう、更にプラスαお客様がついてくる!
まさに小さなパン教室がスタートする大きな一歩です。
ご購読ありがとうございました。