あなたの作ったパンを「美味しい」と言ってもらえた先に「パン教室をやりたい」気持ちが芽生えます。今度は「美味しい」を、あなた自身がどう生徒さんに伝え、個人パン教室に多くの生徒さんに満足して通ってもらうお話です。
目次
手作りの良さを必ず入会説明会で伝えること
ただパンを作るためだけに、あなたの教室に足を運んでくれたわけではありません。
そこには紹介者がいたから、出会えたお客様です。
紹介者が生徒さんであれば尚の事、入会してもらうことを急ぐより、パン作りの楽しさや手作りの良さを十分に伝えましょう。
パンは基本的には、粉、イースト菌・又は酵母菌、塩、水があればできます。
お料理教室や、ケーキ教室よりも材料費などのコスパはかなり良いでしょう。基本材料が決まっていますから、無駄も出にくいです。
あなたは手ごねの手作りパンの良さがいくつ思い浮かびますか?
手捏ねのパンは、中身がスカスカじゃないんです!腹もちが違います。
材料を自分で計量し、こねて、発酵状態を確認して、成形して、焼き上がる。工程はケーキやお料理ほど複雑ではありません。
焼き立てパンの美味いこと!オーブンからパンの焼き上がる匂いは格別です。
少なくともパン作りに興味があって足を運んでくれているわけです。
あなたは試食してもらいますか?それとも体験で作ってもらいますか?
あなたのパン作りの良さを最大限に伝えるために、お客様に一番伝わる方法を選択する必要があります。
レッスン時間やお月謝も重要です。必ず伝える必要があります。紹介者からある程度は説明されています。
お客様に手作りの良さを知ってもらい、パン作りをする姿を想像してもらうことができ、目標ができたなら、伝えるべきことが伝わったことを意味します。
満足してもらえると自然と笑顔が出ます。会話も弾みます。
教室の決め事と講師の心得
私のパン教室には、6歳の子供から、おばあちゃんまで通って来てくれました。
パンを作るのが初めてという人が、ほとんどでした。
あなたは、1日のレッスンスケジュールをどう組みますか?
1レッスン何時間でまわしますか?
私は必ず2時間半から3時間で仕上げました。
集客にも影響します。生徒さんには、通える時間帯があります。
午前中生徒さんが通いやすい時間は何時ですか?
1日のレッスンは午前?午後?夜?あなたの教室の営業時間は何時から何時までですか?
そのレッスンスケジュールは、生徒さんにいつまでに告知しますか?どうやってレッスンメニューを組みますか?
キャンセルはいつまで受け付けますか?体験会の予約はいつまで?
教室の決め事は、誰にでも理解できる内容で、守られていく必要があります。
決め事が守られているから生徒さんは気持ちよく通えます。
開始時間にしっかりレッスンが始まり、講師が一人一人のパン生地をしっかりチェックして、説明が伝わりにくい人には言葉を変えて言い直し、満足してもらえるパンを仕上げられるよう補助します。
成形に困ってしまいそうな生徒さんには困る前に手を添えて、「上手くできた」の成功体験をしてもらいましょう。
あなたの、やりすぎない気遣いと優しさが、生徒さんに必ず伝わり、その日のレッスンに生徒さん自身が納得して満足し、次の予約に繋がります。
1レッスン終わるごとに、生徒さんも講師も達成感があります。
まとめ
私は、デモンストレーションを見せながら、毎回自分の分も作ることにしました。これは、結局最後にみんなで食べてなくなるんですけどね。
講師が一緒に作ることで、生徒さんがもし材料を入れ忘れて、膨らまなかったパンを作ってしまったなら、持ち帰らせてあげることもできます。
小学生の子供に、パンを作ったこともない人に、イースト菌の名前を初めて聞く大人に、口で説明しても何も伝わりません。
パンの材料の名前に聞きなれていないと、それだけで「パン作りは難しい」と思ってしまいます。
一緒に作ることで、安心感を与え、先生の作ったパンでお茶して、自分の作ったパンは持ち帰ることができる!
作って、食べて、持ち帰り、日常の中に溶け込む、幸せエキスが増えるんです!
焼き立てパンは、次から次へと美味しい連鎖を引き起こします。
ご購読、ありがとうございました。