自宅でパン教室 運営と集客

講師1人のパン教室でも生徒が継続して通ってくれるための工夫

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経験してきたことに無駄はなく、その経験は生かされます。パン教室での「会話の重要性」「一人での経営の注意点」そして「生徒さんに愛されている教室を実感できる」ことのお話です。

目次

会話の重要性

営業では、お客様にその商品を購入していただくために、お客様をさまざまな角度からリサーチをします。

  • 今なぜそれが必要か?
  • その商品を持つと、どんな良いことがあるか?
  • 周りの反応はどうなる?
  • デメリットは? etc…

ありとあらゆることを想定して会話し、お客様がそれを使う姿が想像できるまで会話して、納得して購入していただくのが仕事です。

それには、会話の成り立たない一方通行では絶対に駄目!ということ、

人は、理解して、納得して、行動する! この3つが何より大切です。

この3つのことが、入会説明会でご入会いただく時だけではなく、授業にも、集客にも、大きな影響をもたらします。

ご入会いただいたのに、「月謝だけ収めて通学できていない。」とか、「教室で説明した時はわかってくれたと思ったのに?」など、こちらが思った結果になっていないことだってあります。

お教室はビジネスです。

小さなお教室なら、なおのこと口コミ=お客様の理解⇛納得⇛行動の上で成り立っていることを絶対に忘れてはいけません。

予約人数に関係なく同じサービスを提供する

私のパン教室には、小学1年生から80歳前のおばあちゃん迄通ってくれていました。

1回のレッスンでの生徒さんの人数は、最大6人でした。お友達の方もいれば、一人で通うOLさんもいる、おばあちゃんと一緒に来ている小学生もいるetc…

パン教室に通う理由は、それぞれです。

  • パンが大好きな人
  • 子供のアレルギーを心配して手作りしたい人
  • 休日に趣味を楽しみたい人
  • 話し相手がほしい人
  • 誘われたから、でかけてくる人etc…

教室のレッスン時間は1人の予約のときも、6人の予約のときも同じです。

「今日は人数が多いから、1時間長くレッスンします」なんてことは、絶対にないのです。

年齢が違っても、手を動かす速さが違っても必ずその時間で仕上げて、最高の出来栄え!と満足いただきレッスンを終える。

「小さなお教室だから今日はいつもと違うことをやってみよう。」とか、「生徒さんの都合に合わせなくては、集客できない。」なんて、思う気持ちはわかります。

生徒さんは、あなたの教室で、美味しいパンを作りたい!

先生にレッスンを受けたい!と思って通って来てくれるんです。

大手パン教室との差別化、個人教室の強みは?

白い布に生地を作る女性

パン教室は、いっぱいあります。

私は、田舎でパン教室を、家族と生活している自宅で開業していました。田舎といえど、大手パン教室くらいあります。

あなたのパン教室で、大手にできないこと、個人だからできることを「売り」にするんです。それは、あなたを含めたあなたのパン教室の全てです。

大手のパン教室で、毎回違う講師にレッスンを受ける人もいます。

あなたのパン教室では、毎レッスン必ずあなたが講師です。その先生に、生徒さんは会いに来ます。

個人のパン教室に限らず、集客は口コミが命です。毎回講師が同じことは、個人教室の強みです。

今通っている生徒さんが、「一緒に行こう!」って、友人に声をかけてくれます。

あなたが当たり前に担当してくれる安心感があるから、友人を誘ってもらえます。

教室での平等を保つためにできること

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100人くらい、すぐに集まります。

しかし、教室で毎回言うことが違ったりしたら、途端に信用がなくなります。

  • 予約は、いつまで受け付ける?
  • キャンセルは料金が発生するの?
  • 体験会はどうすすめるの?
  • 紹介してくれたお友達のお礼は?
  • 何時間で授業をまとめるの?etc..

きりがない程、決めることだらけです。

丁寧な入会説明会を行い、あなたの教室を気に入って通ってくれる生徒さんは、みんな平等です。

生徒さんが困らないように、責任を持ってルールを決めましょう。

失敗はどう軽減されるか?

私も、失敗しました。「しまった!」も、ありました。起きてしまった場合は、焦らず丁寧に対処するしかありません。

パン作りに来てくれている生徒さんは、お金と時間を使った、趣味の時間です。

あなたは、仕事です。パン教室って、教えている側も、ホント楽しいです!

でも「しまった!」は起きます。起きた時はそれまでに積み上げた信用が、その「しまった!」の重みを、軽減してくれます。

そんな失敗があっても、あなたの対応次第で、生徒さんは失敗を笑い話に変えて通ってくれます。

まとめ

自宅でパン教室をやるということは、一人もしくは数人で、教室運営を始める人がほとんどでしょう。

楽しみもいっぱいあるし、生徒さんを通して、自分では作らないようなパン生地を見ることができたり、知らない生徒さん同士、新たな友人ができたり、小さなパン教室でも、それはそれは無限大に色々な体験ができます。

長く続けていくために・・・開業する前に、自分の運営スタイルをしっかり描いて下さい。

あなたのパン教室は、「生徒さんの、お気に入りの教室となり通ってくれている」ことを忘れないで下さい。

「近くに来たから遊びに寄った」と言ってくれるような生徒さんが増えます。

生徒さんに愛されている教室だなと、実感できます。

来てくださるお客様の目線で 「自分が教えたいこと」だけではなく、「相手が教えてほしいこと」を考え、実行することで、お客様に満足していただき、継続して通いたい気持ちになってもらえます。

あなたのパン教室だから通いたいんです!

ご購読、ありがとうございました。